政治改革の本丸は収支の１００％公開です

政治刷新本部の「中間とりまとめ」といい
１／２９の施政方針演説を後回しに
してまでも開いた集中審議といい
「一生懸命やってます」の
エクスキューズにしか見えない内容です。
大きな期待はしていませんが、さすがに
キッシーがここまで具体策が無い＆
後ろ向きな対応だと笑うしかありません。

〈引用：日本経済新聞〉
演説の中身への批判はそれぞれの立場で
お有りでしょうが、まあ、施政方針演説は
ザックリした「方針」です。
具体策等は予算委員会で追求されるべき
だと考えます。
ただ、さすがに功を自慢するばかりで、
日本の総理の施政方針演説も
米国の一般教書演説に負けない程度に
なったのかなぁ・・・こんな感想です。

何を最も改革してほしいのか？
わからないのか？
わからないフリをしているのか？

「政治と金の１００％の透明性」が
一番求められていることです。
問題は派閥の存在でも、パーティーの
開催でもありません。
政治家に関わる全ての個人、団体の
収支を１円までも明らかにして、
それをネットで公開してくれ！！と
怒っているわけです。

キッシーがまたまた意味不明の答弁を
しています。
「政治活動の自由と、国民が知る権利の
バランスの議論で今に至っている」
制作活動費の使途の公開を求めた際に
曰われて内容です。
全ての国の政策の決定過程を
リアルタイムでオープンにする必要は
ありません。特に外交、防衛に関しては
公開までは一定の時間がかかるのは
理解できます。
ただ、制作活動費を使って行われる
政治と称される行為には
国民の知る権利は１００％及ぶ範囲です。

選挙対策で表に出せないお金という
観点から、「自由に使わせてほしい」が
政治家の本音であることは明らかです。

政治には表に出せない用途のお金が
かかる、は専門家風になればなるほど
歪んだ現実を肯定します。
政治＝当選すること、との式が
政治家が誤認しているからです。
これが自民党の政治家が当選するために
仕上げたシステムがお金がかかる、と
いうことです。
そしてそのシステムを維持するために
作り出した裏金を使ってきたわけです。
今回の問題になっている「裏金」の
ほとんどが使われてきています。
「地方に強い自民党」は裏金で
作り上げられて、と言えます。

収支（資金）を１００％透明にすれば、
「裏金」は無くなります。
選挙に勝つためだけの支出は
限りなく少なくなるはずです。

資金を出す側も受ける側も
使う側も使われる側も透明であることで
緊張感は格段に高まります。
これこそが有権者を含めた政治改革、です。
政治改革は政治家だけでは完結しません。
政治家から接待を受けている
有権者を含めなければ、
改革は完成しません。
政治家だけの責任では無いことを
声を大にして言います。

では、次回まで、御機嫌様。
ご自愛くださいませ。

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