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望まぬ妊娠の責任は男性にあり [社会系]

経口避妊薬の試験的な薬局での
販売を機に、「望まぬ妊娠と責任」
と言うテーマがクローズアップ
されています。小生購読の朝日新聞でも
各紙面で特集されています。

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この議論の喚起に衝撃的な題名の
書籍が一役をかっています。
それが「射精責任」です。
細かい内容は読んでいませんので、
評価をする資格はありませんが、
あらすじ的には、妊娠、出産以降の
子育ても含めて女性の責任が必要以上に
大きい事。男性は射精をある程度以上に
コントロールできる。女性は意志で
妊娠をコントロールできない。
そのような状態であるのに
望まぬ妊娠に陥った場合、女性の責任、
堕胎を含めての決断、それに伴う
心の傷、社会からの誹謗中傷を全て
女性が引くうける状況の意志と責任の
不釣り合いとこの不平等が意志を持って
射精したはずの男性に有利になっている
不条理と無理解による問題の提起。
こんな風にこの書籍は訴えている、と
勝手に理解しています。

この本を翻訳された村井理子氏の短い
インタビュー記事を読んでの感想です。
この「射精には意志がある」と言う
概念には、かなりの衝撃でした。
ただ、まさにその通り!としか
言いようがありません。
厳密に言えば、射精のその瞬間は
男性でもコントロールできない人が
多いはずですが、性交行為全体の中では
いろいろな手段で、射精が及ぼす妊娠を
各避妊方法を含めて、コントロールする
ことはできます。

女性は100%妊娠しない日を特定する
ことはできない、と言う認識です。
このエビデンスを考慮すれば、
「望まぬ妊娠」は男性の方がより多くの
責任を負うべきだ、と改めて
考えるようになりました。

男性はコンドームを含めて避妊の方法を
手軽に選択することができますが、
女性が意思を持って選べる方法は
「手軽」と言う言葉にあてはまる手段は
ほぼありません。

子供は「授かる」と言う発想の中で
世に遣わされて新しい命という
考え方には、基本的には賛成です。

たとえ「望まぬ」が出発点でもその後、
幸せに暮らしている子供たちは
たくさんいるのでは、と想像します。
ただ、同じ尊く、祝福される命なら、
親にも社会にも望まれる命で
あって欲しいです。

命を授かること、命を育むこと、に
前っ隊的な抵抗感、拒否感がない
親なら今は望まなくてもこれからは
望んで命を宿す日が必ずやってきます。
それならばやはり「望まぬ」を
今は回避する選択も許されるべきです。
そして心と身体により負担の少ない
手段が提供されて、それを選択するが
なされるべきです。

子育てはコスパもタイパも悪い、
そしてお母さんによるワンオペ子育ても
今日の日本では解消されていません。
生まれたからがより大変で
苦労が尽きないことは周知の事実です。
それならば、より一層、望まれて
祝福される命を、と思うのは
やはりオッサン(男)だから
なんでしょうかねぇ・・・

また、望まぬ命でも社会的な救済により
その命が繋がれていく術と現実も
存在していますが、
もっとそのシステムは充実されるべきだと
考えています。
これはまた別の視点での議論と
なりますので、今回は書きません。
またの機会にでも・・・

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10年に一度のド級な寒波が
日本列島にやってきているようです。
いきなりの寒さで体調が
おかしくなりそうです。
皆様も暖かくしてお過ごしください。

では、次回まで、御機嫌様。
ご自愛くださいませ。


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