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宝塚歌劇団の闇 [芸能系]

宝塚歌劇団の団員自殺について
外部の弁護士による調査チームの
報告に対して家劇団側の会見が
ありました。
まず、「あれ?」と思ったのは
調査報告を受け取った歌劇団が
精査をした上での会見となっている
対応です。旧ジャニーズの性加害の
調査チームは会社への報告と同時に
自らが会見を開いて、社会への
報告となっていました。
一般論という前提で調査チームの
報告を会社が精査してからの会見となれば
調査報告の正確性、信用性が確保されて
いないような印象を受けます。
このことは会社(歌劇団)側には
デメリットしかないはずです。

調査内容とされるものは、
平たく言えば、過労による自殺と
いうことでした。一般の会社では
労災に値する、ということです。
どのような労働契約としても
現状的には管理責任は歌劇団側に
当然あります。
ただ、過労による自殺には
必ずと言っていいほど、
ハラスメント(パワハラ、モラハラ、
セクハラ等)が根深く絡んでいる
はずです。どれだけ体が疲労していても
そこにやりがいと正当な評価が
ついていれば、自ら命を断つ選択は
しません。自ら命を断つには身体以上に
精神的に追い詰められているからです。
その観点からも、パワハラ、いじめを
認めなかったとする調査報告には
納得できない部分は少なくないです。

見聞きするだけでも、強力な上下関係に
ある宝塚歌劇団の団員間にパワハラ
(現代社会が認定している)や
長い時間を限定的な同性同士の
人間関係内に「いじめ」はありません、
って言っても、誰も信じないでしょう。
この点に関しても調査チームの
パワハラ、いじめの認定が
かなり狭意の概念であるとしか
思えません。

宝塚歌劇団は来年で創立110年と
なります。今までも内部では団員間の
確執やパワハラ的、いじめ的なことは
あったでしょう。
今回のように自殺という最悪な結果が
今まであったかどうかは
存じ上げませんが、強固な上下関係は
今以上であったはずです。
また、根性論で成立していた集団で
あったことも言うまでもありません。
それが、時代(社会認識)にそぐわなく
なり、歪みが最大化したのが
自殺に始める一連の問題の
ように感じます。
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〈引用:mainichi.jp〉

「芸能」というジャンルで若年の男性と
若年の女性でそれぞれの業界を
席巻していた旧ジャニーズと
宝塚歌劇団が同時期に外部のチームの
調査を必要とする事態になって
しまったことも、時代の変化に
適応できない旧態然とした内部構造に
対する社会の自浄作用なのかも
しれません。

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11/14 晩ご飯

急に寒くなりました。
流石に身体がついてきません。
皆様も暖かくしてお過ごし下さい。

では、次回まで、御機嫌様。
ご自愛くださいませ。

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