事雑自論　：

	ブログをはじめるログイン

2023年04月22日｜ 2023年04月29日｜2023年05月02日ブログトップ

国会議員各補選は完全に立憲民主党の作戦負け　 [政治系]

ちょっと遅くなってしまいましたが、
衆・参５補選の私見を述べたいです。
自民党の４勝、日本維新の会（維新）１勝、
の結果となっています。
与党がより危機感を感じていた選挙区は
千葉５区と和歌山１区では無いでしょうか。
自民党にとって該当区の１勝１敗は
負けに等しい、のでないでしょうか。

今回は統一地方選挙を含めて、維新の躍進
ばかりが、目立った選挙でした。
まあ、これは国民の中の一部である有権者の
その中のマイノリティーな投票者の出した
結果ではありますが、我が意志を示さない人は
白紙委任ですので、今の日本人の
最大公約数的な意見は、自民党政権下での
安定を求めて、何かやってくれそうで発信力も
ある維新に新しい風を期待していて、
その他の規制政党は望み薄、と判断したと
言うことになります。

軽く、素人的に立憲民主党目線で検証して
みたい、と思います。

千葉５区は接戦であったとは言え、
自民党があの候補者を擁立した時点で、
マイナスを「０」に戻し、ややプラスに
転じたと考えています。
この選挙区は「お金と政治」の問題で
補選となった選挙区です。この争点から
考えれば、立憲民主党（立憲）」は
大チャンスでした。
そこに「新しくクリーン」を前面に出せる
女性候補、それも国際派の擁立ができた時点で
やる前から立憲は作戦、戦略的に負けです。

〈引用：www.asahi.com〉

和歌山１区は候補者選定にあたって中央の
自民党の勢力争いが表面化して、
長い間、ゴタゴタしていました。
これも野党的には大チャンスです。
そのチャンスを上手く掴んだのは維新でした。
現日本の政治を変えるには、新しい視点の
必要性を訴えて、そこに市議の女性を
候補者として、当てた・・・
これも維新の作戦勝ちです。
落選した自民党の候補を強力にゴリ押しし、
決まりかけていた候補者を差し替えに
大きな影響力があった世耕参議院幹事長は
「候補者選定には関与していない」なんて
おっしゃているようですが、
往生際が悪いというか、責任感が無いというか
ご本人は衆議院に鞍替えをお考えのようですが、
和歌山県は１減の対象ということも含めて、
党内ので影響力は低下するはずです。

山口の２区、４区はそれぞれ安倍、岸両氏の
影響が極めて濃い選挙区です。
この選挙区で野党が議席を獲得するのは
相当困難です。
もし、付け入る隙があるとすれば、２区の
世襲批判でした。該当区は善戦しましたが、
ガチガチの地盤を崩す事はできませんでした。
候補者に対して「世襲」を批判しますが、
責められるべきは、該当選挙区の有権者です。
いくら候補者が前議員の血縁（子供）で
あったとしても、当選しなければ、
何の問題もないわけです。当選させて、
世襲を容認しているのは有権者です。

参議院大分選挙区は元々、野党の強い地域です。
ここでも女性候補者が当選しました。
どっかでみたことがあるオッサンと
新人の女性候補者に票を入れるのか？
意識高い系の無党派層の投票行動は
推して知るべし、です。
この選挙区に関しては、自民党もかなり
一かバチか、に出た。ある意味では
勝負した、と言うことです。
これもまた、自民党の作戦勝ちです。

悲しいかな、立憲の候補者は
「昔の名前」でした。
単に「女性」というだけで、OKとは
さすがに思えませんが、「女性候補者」の
ポテンシャルと時流を読み、
より多く発揮させた自民党と維新の作戦が
見事にハマった、と言えます。
「昔の名前」に頼った立憲は惨敗でした。

これで立憲民主党執行部への責任問題が
浮上しなければ、この政党は
「終了〜〜〜〜」です。
泉君は責任問題等は不問に伏すようです。
立憲民主党も終わったな！！

７月〜１０月にかけて「総選挙」が
現実味を帯びてきた現状で
立憲民主党の真価、存在意義が本当に
問われています。

小生は立憲を相当前に見放しています。
それなのにこれほど肩入れするのは
野党第２党としての日本維新の会は
自民党に近すぎるからです。
下手すれば、自民とは公明党を切って
維新を連立を組む方に利点を感じる
可能性もあります。これでは与党が
益々、巨大な勢力になってしまいます。
これでは真の野党がいなくなってしまう
ことに、ほかありません。
これだけは、避けなければならない、と
常々、考えているからです。
ただ、今の立憲民主党には
期待できないのも、現実なんですが・・・