核抑止力を最大限信じているキッシーには核兵器のない世界は構築は無理

G7広島サミットが始まりました。
広島市周辺は大規模な交通規制を
伴った厳戒態勢で各国の要人を
迎えることになっています。

〈引用：www.pref.hiroshima.lg.jp〉

首脳だけでは何も決める事はできません。
細部は事務方に任せなければなりません。
各課題に大まかな道筋をつける事
くらいしかできないのが事実です。

やはり注目は広島で開催する意義として
核の現状認識になります。
キッシーは「核兵器のない世界」と
よく発言していますが、
日本は自国で核を保有している訳では
ありません。それは取引する材料を
持っていないことを意味しますし、
どこまでいっても、お願いベースで
あることは間違いありません。
その「お願い」も米国の核の傘下で
守られている日本が
「どの面下げて、誰に何を
お願いするんじゃい！！」って話です。

また、ウクライナ戦争が始まってから
にわかに核の脅威が世界中で論じられる
様になりました。
東アジアでは、北朝鮮のボクちゃんが
実践的に核配備を着々と進めている
様です。この様な状況下において、
核抑止力が益々重要になってきている、と
キッシーはより強く思っているはずですし、
核の抑止力を信じているはずです。
そんな人がパフォーマンス的に広島で
サミットを開催したところで、核軍縮は
進む事はありません。

核兵器の使用に関しては、本サイトでも
幾度も書いているはずです。

保有することでの抑止力はある程度は
認めますが、「使用」してしまえば、
その国は破滅です。
どの様な経緯をたどるかは、その国と
使用量、方法にもよりますが、
例えば、ロシアがウクライナに極々限定的に
「核」を使用したとしても、世界中から
今以上に非難される事は間違いないですし、
中国やインドでも黙ってはいないはずです。
そうなれば、ロシアのジリ貧は確実ですし、
下手すれば、戦争前より悪い状況に
なってしまうことも、高い確率であります。

そのリスクを取ってまで、核兵器を使用する
価値があるのか？その様に小生は考えます。

この考え方は、中国が台湾有事の際に
核兵器を使用したとしても同じ状況になる、と
考えます。まあ、中国が台湾へ核爆弾を
打ち込む可能性は、かなり低いでしょうけど。

結局は持っていても使えない兵器に
どれだけの抑止力があるのか、を真剣に
評価する必要があるはずです。

現実的な核保有国が有している核抑止力
ですが、保有国動詞で、抑止力になっている
状況は、極々限定的です。
ましてや、現保有国が核を持っていなかったと
しても、現非保有国への軍事的な抑止力は
十分あるはずで、「戦争」なんて事態には
どう考えてもありません。

そう考えれば、「核」は成金の悪趣味な
金ピカの方せいこ見せびらかしているのと
同じです。持つことに価値があり、
持っていることを見せびらかす以上の
価値しかありません。

これが核抑止力の真の姿です。

ただ、保有することには一定の抑止は
あるので、キッシーが望んでいる体に
している「核兵器のない世界」は
あり得ません。

保有しても使用できない「核」を
無駄なお金と時間を使って、
保有し続けてください。
日本はその無駄なお金と時間を
使わないで済む国であって欲しいです。

「核の恐怖」という面では原発への
危機度が高いでしょう。
原発にミサイルを２、３発撃ち込まれれば
かなりの広範囲で放射能汚染は
免れません。
よく考えれば、自国に暴発の可能性が高い、
核爆弾を持っているのと同じです。
こんな原発の危機性の議論は
甚だ低調は事の方が、相当問題です。


５／１８　晩ご飯

寒暖の差が激しいと
自立神経が疲れるらしいです。
体調不良はそのせいです。
ゆっくりお風呂に入って、
ぐっすり寝ましょう。

では、次回まで、ご機嫌様。
ご自愛くださいませ。