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日本大学のアメリカンフットボール廃部は明らかに理事会の怠慢 [スポーツ系]

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〈引用:NHKニュース〉
日本大学のアメリカンフットボールの
寮内で違法薬物の使用及び所持の
問題で、フットボール部は廃止に
なってしまいました。
個人的な印象としては、
「臭いものには蓋かよ」って感じです。

この事件で何が問題だったの言えば、
違法薬物の使用と所持とそれに
至るまでとブツを発見してからの
大人の対応の2点です。

違法薬物に関してはどんな年齢でも
どこに所属していようが、その責任は
問われるはずですが、あたかも
アメフット部の選手だから「悪い」と
いうような論調と大学の対応です。

それは「大学」という括りで論じると
すれば、日本大学に所属するすべての
学生に共通して責任が問われる
はずですし、今回のような大学が前面に
出て、釈明をするのは、どの学生が
犯罪を起こしたとしても、
同じような対応になるはずです。
また、薬物使用よりももっと悪質な
行為も大学生(日大生)の中にも
存在しているはずなのに、
アメフット部の選手ばかりが
ピックアップされています。
その背景には「悪質タックル」問題が
あったことは承知していますが、
それにしてもあまりにも偏っている
大学の理事会を含めての一連の
流れは、相当の不振感しかありません。

「18歳成人」という概念からすれば、
大学生全ては成人として扱われて
しかるべきです。
この概念は学生にも大学側にも社会にも
自覚と認識が足りないです。

そしてもう一つの問題の「大人の対応」は
この件に関しては、日大の対応の全てが
ダメです。薬物が噂になっている段階から
アメフット部の責任者の対応も危機感も
そして事件性に対する共有感も
全てが問題と言えます。

そして会見もその準備も2回とも
危機管理のレベルには
達していませんでした。

基本はどのような大学の理屈が
あったとしても「ダメなものはダメ」と
言い切ってしまえる勇気と自覚が
欠如していた、と言わざるを得ません。
大きな組織の維持管理には
マストで忘れてはならない根幹の
はずです。

笑い話的には学長と副学長は解任請求を
されているのに、理事長の林氏は
50%減俸はバランスが悪いんじゃねぇ
こんな印象ですけど・・・

「連帯責任」は好きではありません。
これは林理事長も同じようですが、
今回の一連の事件はそれ概念を
凌駕する事象という判断のようですが、
会見等での発言では、それを納得させて
くれることはありませんでした。
作家としては素人を納得させることが
できないような言葉の選択は
明らかに失敗です。

廃部にはやはり反対です。
寮という機能は当面閉鎖して、
1年程度の休部を経て、新体制で
出直す。これくらいの罰が罪に
対応して適当と考えます。
ただ、前回の悪質タックル事件後
外部からのHC招聘も1年限りに
なってしまい、OBでの部運営に
なってしまった経緯があります。
このような「村的」な悪しき
慣習を監視するシステムを協会等の
公の機関に委ねる改革は
必要なことは言うまでもありません。


では、次回まで、御機嫌様。
ご自愛くださいませ。

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