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孤立集落から避難しないのは迷惑な行為です [社会系]

能登半島地震から3週間が経ちました。
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〈引用:天気予報〉
ここへ来てやっと支援が広範囲に
届き始めました印象です。
孤立集落と言われる地域もなくなり、
今月末あたりからボランティアの
応募も始まりそうです。
仮説(みなし仮説も含め)住宅の
計画も発表となり、どうにか
本格復興へと進み始めています。
政府としても自民党の裏金問題の
対応もある中で、まあ頑張っている、と
個人的には珍しく評価しています。

2次避難先に移るのか、移らないのか、の
選択に対しての賛否がネット上でも
賑やかになってきています。
移らない選択をした人に対して、
「迷惑かけんなよ!!」的な論調に
なっていますが、これもまた珍しく
個人的にその意見に賛同します。

どの研究者の考え方だったかちょっと
忘れてしまいましたが、人口減少が
続く日本では、地方行政の効率化を
含めて、「スモールシティ」的な
コンパクトな街にして行かざるを得ない
そうです。この考え方にも概ね賛成です。
老朽化するインフラの整備も限界集落の
ような人口減少の地域は後回しに
なります。
日本は自然災害の多い国です。
そのような少人数の集落での
災害となれば、孤立する可能性も
被害が大きくなる可能性も孕んでいます。
なるべくまとまって生活することが
地方自治体が成立する上でも
欠かせないはずです。

それは今回の被災地の能登半島の
沿岸部にもあてはまります。
この地の長いスパンでの防災、復興を
計画する際には取り入れなければ
ならない概念でしょう。

被災して大変な状況にある人たち、
特に道路が寸断されて、物資の運搬が
人力でしかできないような地域の人は
被災者と支援者の両方の負担を
軽減するために2次避難は必要です。
強制的に実行させるくらいでも
いいくらいだと考えています。

より安全な場所でより良い日常生活を
取り戻し、健康状態が回復してから
色々な事を起こしても、
遅くはありません。

そして主に自衛隊を含めた支援の
効率化も重要な視点です。

ライフライン、特に上水道の復旧は
まだまだ時間がかかりそうです。
郷里に帰ることを大前提としながら、
その地域から離れる選択をすべきです。

何千年に一度の変化が能登半島に
起きてしまいました。
人間の営みを大きく超えています。
この自然のサイクルを含めての
苦渋の選択が必要になる・・・のかも?

それを今すぐに決めろ!というのは
あまりにも酷な話です。
まずは日常を安定させた上で
ふるさとの未来とその地に住み続ける
リスク。郷土愛と効率だけでは
判断できない歴史や人情、等々。
様々な要素を踏まえた上で
住民参加で時間をかけた議論を
行ってください。
そのためにもより安全で快適な
2次避難場所へ移ってください。

名神高速でまた立ち往生が起きて
いるみたいです。
「あれだけ警告しているの
いい加減にしろよ!!」
こんな声が聞こえてきます。
先頭の責任を追及することも
検討した方がいいかもしれません。

くれぐれも大雪にご注意ください。

では、次回まで、御機嫌様。
ご自愛くださいませ。

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